Mystic Aromatherapyとは、身体的アプローチに特化したトラディショナルアロマテラピーや精神的アプローチに特化したスピリチュアルアロマテラピーとは一線を画するもので、完全にエネルギーフィールドに特化したアロマテラピーです。
エネルギーレベルでの変容、調整、浄化、防御、強化、昇華等を目的として、エッセンスのバイブレーション=エネルギー=パワーをパーソナルフィールドに使用する事で、結果を得る事ができます。
Mystic Aromatherapy で使用するエッセンスは、基本的には一般的なトラディショナルアロマテラピーで使用される精油と同じく、100%ピュアナチュラルのエッセンシャルオイルですが、その使用方法については、一般的なトラディショナルアロマテラピーに基づく精油の使用方法とは著しく異なります。
また、一般的に危険性が高いと言われる精油達や必要であればピュアナチュラル以外の物もエッセンスとして使用し、更に高濃度での調合を行います。
Mystic Aromatherapy では、精油の物質的精油成分ではなく、人間で言う所の魂部分であり、その本質となるスピリット領域から放たれるバイブレーション=香気にコミットするものである為、Mystic Aromatherapyで使用する精油をエッセンスと呼びます。
Mystic Aromatherapyとは、そのエッセンスのスピリットから放たれるバイブレーションによって、私達のスピリットへと影響を齎すものであり、あくまでも物質的な側面での精油の使用方法よりも、エッセンスが放つバイブレーションと、そこから齎される現象にコミットするものです。
その為、肉体的摂取や皮膚への塗布は一切行いません。
エッセンスを物質的、肉体的に取り入れる事よりも、エッセンスが生命として存在しているこの世界で、エッセンス自体が放つバイブレーションから、エッセンスが発信し続けているメッセージを感じ取り、現実的な日常や人生に反映させる事に重点をおいています。
エッセンスからのメッセージは、名前から歴史や伝説、物質的側面の薬理成分、エネルギー的バイブレーション、それが共振する様々なバッググラウンドの理解と共に、エッセンスが放つ香気によって導き出されるものです。
エッセンスのバイブレーションを読み取るには、読み取る側のバイブレーションレベルが重要な指標であり、愛の拡大と精神性の質が問われる為、そのレベルによってスピリットの距離感やエッセンスとの共振率が決まります。
魂との距離感と愛が開いた分だけでしかエッセンスと繋がる事ができない為、深いレベルでの活用には、人と言う存在領域の中での愛についての研鑽、真我レベルへの到達が必要になります。
Mystic Aromatherapyを形成する物は、この宇宙全体の中に在ります。
精油達の才能を見出した化学者や医学者、アロマテラピーの礎を築いたハーバリストやアロマセラピスト、チャクラやエレメント等を発見した先人達、人類の生命の起源以前の悠久の時代から植物を生み出し育んできた地球、久遠の時を経て全ての源であり全てを見守り続けている宇宙に至るまで、壮大な流れの中で垣間見える世界です。
Mystic Aromatherapyは森羅万象を司る宇宙の様々な観点から導き出されます。
全てに感謝し、敬意を抱く時、この世界に何一つ私が生み出した物等存在しないと言う事に気付きます。
幼少期を祈りと自然の中で過ごし、その恩恵の中で自然と心を通い合わせる日常こそが、私が授かった贈物。
その贈物を還元すべく、Mystic Aromatherapyを通してエッセンス達の代弁者で在れる事を誇りに思うと共に、素晴らしいエッセンス達の愛を、共に生きるこの世界の皆様へとお届けしたいと言う想いから、そして何よりも暗闇から私自身を救ったエッセンスの力を皆様にもお伝えしたいと言う想いから、Mystic Aromatherapyは生まれました。
Mystic Aromatherapyの世界への扉には大きく分けて3つの扉があります。
エネルギー変容や自己成長、願望成就や護符として使用する為のヒーリングボトルとしてのMystic Aroma Guardian Bottle。
エッセンスのメッセージを聞いて日常の心の糧とする為のオラクルカードとしてのMystic Aromatherapy Essence Card。
エッセンスのバイブレーションを学ぶ為のスクールカリキュラムとしてのMystic Aromatherapy Class。
特に、Mystic Aromatherapyを専門的に学ばれたい方においては、エッセンスの力が最大限に引き出され、エッセンスがその命を余す事無く使命を果たす事ができるように、Mystic Aromatherapyの真髄を学び、適切な使用法を身に付けられる事を願い、門弟制度=メンターシップ制度も設けています。
3つの扉については、別途下記の各項目を御覧ください。
門弟制度=メンターシップ制度については、アカデミーページ内門弟制度=メンターシップ制度の項目を御確認の上、御問合せフォームより御問合せください。
Mystic Aroma Guardian Bottleは、Mystic Aromatherapyの力を最大限に発揮できるエナジーボトルです。
長年の経験と熟練の技術と厳選されたエネルギーの目利きを持つMystic Aroma Meisterのみが創り出す事ができる調合ボトル。
Mystic Aromatherapyのエッセンスと共に、エッセンスのエネルギーと共振して補強~強化するマテリアルを調合し、必要なエネルギーを紡いでおります。
持ち主の守護や願望成就、魂浄化やカルマ解放、自己成長や問題解消等等、コミットするフィールドやエネルギー場に対して、時間軸を超えてアプローチする力を持ち、使い手のエネルギーフィールドに使用する事で力を発揮し、使い手はコミットした結果を得る事ができます。
150種類以上のエッセンスと50種類以上のクリスタルや80種類以上のハーブ等のマテリアルから、コミットする者や事柄に対して最適なバイブレーションを持つ物を選び出し、最適な割合で調合していきます。
最終的には植物油オイルベースの1本のエッセンスボトルとなり、付属のマテリアルポプリと付属の専用ガラス容器のセットと一緒に御使い頂き、付属の麻布ポーチに入れてサシェとして持ち歩く事もできるMystic Aroma Guardian Bottleとして完成します。
また、先述致しました通り、如何なる場合も皮膚への塗布や御身体に御使い頂く事はできません。
一般的使用方法としては、直接ボトルから香気を吸って香りを体内に吸入する、もしくは付属の専用ガラス容器にマテリアルポプリを入れて、スポイドでエッセンスボトルからオイルを垂らして、空間に香りを拡散させる芳香浴スタイルで御使いください。
またマテリアルポプリを付属の専用麻布ポーチに入れて、アミュレットとして持ち歩く事もできます。
ウィッチズ的に使用する為には、フェザーワンドやスマッシングフェザー等を使用して、マテリアルポプリから立ち上るエッセンスオイルの香気を、パーソナルフィールドに万遍なく香らせる=仰ぐようにして香気を振り掛けるスタイルで、毎日朝昼晩もしくは朝晩行う事ができます。
また必要なチャントを唱える事で更なる力の強化~増幅に繋がり、あらゆる術式にも応用する事ができる為、儀式や祭壇には無くてはならない重要なウィッチズアイテムとしても御使い頂けます。
一般的な使い方からウィッチズ的使い方まで、使い手によって、あらゆるシーンであらゆるレベルの使い方ができます。
Mystic Aroma Guardian Bottleを御希望の方には、サロンメニューとして提供していますので、御問合せフォームやショップカートからオーダー頂けます。
また、この調合方法を習得する為には、アカデミーカリキュラムのあらゆる方面の知識と研鑽が必要であり、アカデミーカリキュラムの専門学科までの終了過程は必須となります。
更に深い調合技術を身に付ける為には、日常での神羅万象の捉え方やバイブレーションにフォーカスした生き様が重要となり、長期的な師弟関係の元で学ぶ体制が必要に待ってきます。
その為、門弟制度=メンターシップ制度を設け、メンター=師により一定レベルの研鑽を積んで確かな調合技術を習得したと判断されたメンティ=学び手には、Mystic Aroma Meisterの称号を授与すると共に、オリジナルのMystic Aroma Bottle作製の許可を承認致します。
門弟制度=メンターシップ制度につきましては、アカデミーページ内門弟制度=メンターシップ制度の項目を御確認の上、御問合せフォームより御問合せください。
Mystic Aromatherapy の世界をカードに致しました。
エッセンス一つ一つのバイブレーションをメッセージに変えて、皆様の心に受け取って頂けるように日々の日常の中で使って頂けるオラクルカードです。
Mystic Aromatherapy Essence Cardは、初心者でも安全にエッセンス達のハートに触れる事ができます。
Mystic Aromatherapy Cardは、レベル毎に40種類のエッセンスで構成されています。
このカードは、エッセンスを物質的、肉体的に取り入れる事よりも、エッセンスが生命として存在しているこの世界で、エッセンス自体が放つバイブレーションから、エッセンスが発信し続けているメッセージを感じ取り、皆様の日々の生活の中で、自らを導くオラクルとして受け取って頂く事にコミットしています。
カードのエッセンスは、私達生命体の根源であるチャクラ毎にカラーで分類されています。
私達の低位のチャクラであるロウアーから高位のチャクラであるハイアーへとバイブレーションが上昇するように、エッセンスについても、そのバイブレーションの高低順により箱裏面に記載しています。
更には、エッセンスと共振、補強、強化するカラー、チャクラ、クリスタル、フィールド、ポラリティ、ジェンダー、アトリビュート、エレメント、ナンバー、タロット、ルーン、サイン、ルーラー、フレグランスタイプ、ノート、トーン、ファミリー、タイプ、パーツを記載しましたので、エッセンスをあらゆる側面から理解し、エッセンスが伝えるメッセージを活用し、現実的日常生活や人生へと応用する事ができます。
しかし、カードの中で全てを語る事は難しく、詳細は講座に委ねて、皆様がシンプルに手軽に活用できるように、メッセージ以外の情報は各1種類のみに留め、カードでは、特にそのメッセージに重点を置いています。
今日一日のメッセージが欲しい、今の自分自身に必要なバイブレーションは何か、エッセンスのメッセージを今の心の糧としたい等、その時に必要な言葉掛けや質問をしながら1枚カードを引く事で、必要な答えを優しく心に響く形で手にする事ができます。
時には複数枚引いても良いですし、どのような形でも手軽に自由に引く事で、必用な時に必用なメッセージを受け取る事ができます。
また、精油を使うアロマセラピストの方やプロのセラピストの方にとっては、御客様に使う精油からのメッセージとしてカードを引いて差し上げる事で、御客様がより精油の力を受け取るサポートとして御使い頂く事ができますし、精油を扱わないセラピストの方にとっても、カードをリーディングするだけで、御客様に必要なメッセージをお渡しする事ができます。
エッセンスからのメッセージに関連する様々な視点からの情報もカードに記載されていますので、数秘やタロットやルーンのリーディング、陰陽五行や占星術、チャクラ調整やクリスタルを取り扱うプロの方々にも御使い頂けるプロ仕様のカードとしても御役に立てるように創り込まれています。
このように、一般の方からプロの方まで幅広く御使い頂けます。
一家に一箱、一サロンに一箱、常備される事で一段と深い日常を味わう事にも繋がります。
日々のオラクルとして、皆様の御役に立ちますように。
カード購入を御希望の方は、ショップ内カートより御購入頂けます。
サロンオーナー様には、10箱単位で卸価格での御提供も可能ですので、御問合せフォームより御問合せください。
※実際的にエッセンスを身体へ使用する場合は、安全性に関する最低限の精油の知識が必要です。
※Mystic Aromatherapy は、エッセンスのスピリット=香気にコミットするものであり、またカードはその香気から放たれるメッセージを受け取る事を主眼とするものですので、基本的には肉体的摂取や皮膚への塗布は一切行いません。
※カードのエッセンスを実際に使用される場合は、正確な知識を持った上で自己責任の上で使用される事を強く御薦め致します。
セラピストCoco Rose Lani自身が、波乱万丈の人生の中で様々な病気を繰り返しながら、最終的には難病発症と同時に出逢ったたった1本の精油が扉となり、このアロマテラピーの世界へと導かれました。
西洋医学では治らないと言われながらも、たった1本の精油との出逢いから、たった1年で難病完治。
その精油は、Rose Absoluteと言う薔薇の精油。
幼少期に親に捨てられ祖父母の元で暮らし、小学校~中学校卒業までの10年間を母に引き取られて過ごしながらも虐待の日々の中、母の死をきっかけに15歳で家出~一人暮らし~17歳で妊娠出産~シングルマザーで当時は二人の子育てをしながら睡眠時間2~3時間で、ただただ生きるのに必死だった人生の中で、この精油と出逢うまでの時代を、自ら暗闇の時代と呼ぶ程に激動だった人生が、たった1本の精油との出逢いによって大転換することになりました。
暗闇の中でさまようような人生の中で、通りすがりの百貨店でRose精油と出逢い、手に取り香りを嗅いだ瞬間に涙が止めどなく流れて長時間その場で大号泣。
そのバイブレーションは、愛と赦しのバイブレーションで、ただただ生まれてきた自分を恨み、自分を愛し得ない私のハートの奥深くに沁み、もう自分を愛する事を赦して良いのだと、私は貴方を愛していると途切れる事なく伝わってきたのです。
元々、祖父母の元で暮らし、日々神社で過ごす生活の中で、幼少期から目に見えない自然界の妖精や精霊達との交流が日常だった頃を思い出し、祖父母と離れてからは暗闇の中に籠っていた自分が闇から光へと抜け出すきっかけとなり、当時は、どのように精油を使うのかも知らないまま、ただただRose精油から放たれる愛のバイブレーションを貪るように嗅ぎ続けた1年間。
そして1年後に難病完全完治。
1年間ずっと私のハートに寄り添い愛を伝え続けてくれたRose精油のお陰で、この世界の愛に気付き、
この世界には私と同じように、それ以上に苦しんでいる人達がいるかも知れないと言う思いに駆られ、Rose精油に私救われたように、私もその人達の力に慣れたらと言う思いから、精油への恩返しと共に、この精油の持つ力を伝えていきたいと決意し、現在に至っています。
私を闇の世界から光の世界へ、愛の世界を見出だしてくれたRose精油は私のセラピスト活動の原点であり、私自身のセラピストネームにRoseが入っている所以でもあります。
トラディショナルアロマテラピーの門を開き、国際資格まで取得しても、私に語り掛けたRose精油の源に関する答えは得られないまま、それでも諦める事はできずに、現場での研鑽を積み重ねていく中で、自分の人生を劇的に変化させる事となった精油の本当の力への探求は留まる事はありませんでした。
そんな現場の日々の中で、御客様を通して研究及び研鑽を積んでいく中で、次第に精油自身との対話が始まりました。
更にアロマテラピーの世界に留まらず、セラピーやヒーリングの分野に関連する知識や技術を高める中で、この世界のエネルギー領域、そして人間の本質でもある魂レベルの存在に導かれ、様々な分野での知識や技術の研鑽と共に、セラピストとして生きる現場の中で、自らが知りたかった精油の本当の力を知るに至りました。
そして、現在までに出逢ってきた数々の精油達から放たれるバイブレーション、長年私の傍らで常に寄り添い見せ続けてくれた魔法の数々、今では思い起こすだけで語り掛けてくるメッセージ、精油達と共に過ごしてきたこれまでの年月の中で、どんな時も傍らで常に語り続けてくれた精油達の愛から知り得た精油達の本当の力を体系的に構築した物を、自らMystic Aromatherapyと名付けました。
トラディショナルアロマテラピーから始まり、様々なセラピーやヒーリングの研究や実践と言う現場と、生きると言う現実を経て辿り着いたMystic Aromatherapyこそ、精油達の本質的な力の根源を示し、私の人生を暗闇から光明の世界へと導き、セラピストRoseへと花開かせた原点となるアロマテラピー。
宇宙であるこの世界は、何処までも深淵であり、アロマテラピーの世界もまた同じ。
Mysticとは「神秘的な」や「秘伝」等と訳され、表層の奥に隠された目に見えない真実の物を指示しています。
たった1本のRose精油が私の命を救い、セラピストRoseを生み出したように、精油が持つ真の隠された力を引き出して、エッセンスがそれぞれの使命を果たす事ができるようにサポートする事がアロマセラピストの役割でもあります。
真のエッセンスの力を引き出す為には、まずは目に見えていない本当のスピリチュアル、即ち本当のリアルの世界を理解し、目に見えていない精油の本質的パワーとエナジーを知る事が必要です。
三次元の世界で大きく花開いているトラディショナルアロマテラピーを基礎として、巷で持て囃されているスピリチュアルアロマテラピーのその奥に、古の時を超えて、植物の魂の中に、人間の魂の中に、ずっと絶やす事無く脈々と繋げてきた絆の中で、今も変わらずに存在する目に見えない愛の力こそがMystic Aromatherapyの本質です。
人間の本質について、世界の構造について、宇宙の構造について、辿り着く先は一つであり、その辿り着く核こそが愛であり、光であり、全ての源です。
Mystic Aromatherapyの真髄に触れる為には、残念ながら本を読むだけでは得られません。
知識を活字にする事はできても、伝えるべきは知識ではなく、溢れ出す愛そのものであり、本として形にはできても、それは形のほんの一部分でしかなく、形の本質である想いは、活字に収まり切れる物ではありません。
本を読んでも真似ても本質は体現できませんが、それでも断片の一部分でも、皆様の心に響く物があればと願いつつ、エッセンス達のメッセージを、エッセンス達の代弁者として、カードと言う形に纏めました。
その中で、エッセンス達の代弁者としての真髄を学びたい方は、どうぞ私の元へといらしてください。
Mystic Aromatherapyについて私が書く物は、あくまでもモデルであり、私自身の中に在る物こそがアーキタイプなのだから。
近年、海外から日本へと入ってきたアロマテラピーの世界。
フィトセラピー=植物療法を母体として、植物から抽出された芳香成分である精油を用いて、心身へとアプローチするトラディショナルアロマテラピー。
その中でも、フランスやドイツを中心として、医師の下に医療分野で使用されてきた歴史を経て広まった内服中心のメディカルアロマテラピーと、イギリスでトリートメントと言う独自のスタイルを生み出し、主に心身の癒しの為に日常的に活用されるホリスティックアロマテラピーがあります。
その中から、美容分野に特化したエステティックアロマテラピー、動物の観点から考案されたアニマルアロマテラピー、介護の現場に重点を置いた介護アロマテラピー等の様々なアロマテラピーが派生し、更に細分化が進んでいます。
何れもトラディショナルアロマテラピーと呼ばれる伝統的なアロマテラピーにおいて、その植物が持つ芳香成分を活用して、心身に役立てるものである事に変わりありません。
然るべき植物から精油が然るべき方法で抽出されるようになり、実際にアロマテラピーとして確立されたのは近年ですが、更に歴史を遡れば、精油の母体である植物を、人類が日常生活の中で花を愛でる習慣から目的を持って活用し始めた先史時代にまで遡る事となります。
その中には、先史時代のネアンデルタール人が埋葬時に花を手向けた痕跡や、古代の宗教儀式で薫香として使用された史実、ギリシャに始まる西洋医学やヨーロッパの僧院医学、アラビアの錬金術や中世の魔女、原住民の間で培われてきた土着の使用方法、各地の民間療法や呪術的使用等の歴史も内包されています。
東洋では、インドのアーユルヴェーダや中国医学にも植物は活用されており、有史以前の先史時代より何時の時代においても植物は、世界各地で私達人類と共に共存し、私達の生活の中で恩恵を与え続けてきました。
玄関の扉を開ければ、すぐそこに植物達が群生し、手を伸ばせば届く範囲に自然界が広がっていた時代から、文明の発展と共に植物達の棲む自然界とも距離が遠くなった昨今だからこそのアロマテラピー。
現在普及しているトラディショナルアロマテラピーでは、薬理作用を生み出す芳香成分が重要視され、芳香成分による心身への影響が結果に繋がる為、芳香成分の化学的知識や解剖生理学等の心身の構造を学ぶ必要があると共に、更に深みを知る為にも、植物と人間の関係性における歴史、更には植物を生み出し育んできた地球や地球関係についても学ぶ事が大切です。
しかし、日常で趣味的に使用する物であれば、難しい知識は無くとも、基本的な注意事項を知り、最低限の安全性に配慮して使用する事で、気軽に生活の中に取り入れる事ができます。
むしろ生活の中に積極的に取り入れていく事で、心身の健康や美容を増進し、不調を改善し、精神のリラックスやリフレッシュにも役立てる事ができます。
とは言え、精油を実際的に使用するに当たっては、ある程度の基本的知識を知った上で使用する事によって安全性が高まり、更に楽しみも増しますので、先ずはトラディショナルアロマテラピーにおけるベーシックレベル程度の知識を持って、アロマテラピーの世界を覗いてみて欲しいと思います。
主に物質面である心身に対するアプローチを得意とするトラディショナルアロマテラピーに対して、主に非物質面である感情や精神等の心理へのアプローチにフォーカスした一般的なスピリチュアルアロマテラピーの世界。
その中でも、心理面にフォーカスし、感情や精神にアプローチするサイコアロマテラピーや、人間の生命場であり繊細なエネルギー場であるエネルギー体にアプローチするサトルアロマテラピーや、スピリットにフォーカスして、人間の人生や生き方にアプローチするスピリチュアルアロマテラピー等があります。
心理の領域は、チャクラ構造からすれば正確には体由来のものですが、心理レベルにアプローチする事で、体レベルでのアプローチよりも更に深いアプローチが可能になります。
何故ならば、病気=病は気からと言う言葉や中医学的考えの基本でもあるように、心と体は一つであり、心と体では心の方が先行して存在し、遅れた体に症状として降りてくるからです。
私達の心身は、体が表現であり、心が性質である事から、表現である体だけのアプローチよりも性質である心からアプローチをする事で、より深く扱う事ができるのです。
しかし、本当に深い領域での癒しを求めるのであれば、更に人間の深さを学ぶ必要があります。
しかし、現在のアロマテラピー界における一般的なスピリチュアルの認識は、とても曖昧で不明瞭であり、且つ全体の一部しか視えていない為、部分的な視点でしかスピリチュアルと言う物を捉えられていません。
その為、スピリチュアルアロマテラピーと言うタイトルを打ち出していても、その場の心理面や状況に対応する精油を対処療法的に処方するに留まり、結局の処は、ホリスティックと掲げながらも、西洋医学的対処療法のスタイルから脱しないトラディショナルアロマテラピーと同様に、精油の成分としての物理的側面を対処的に活用しているに過ぎないのが現状です。
この業界は、精油の本当の力を引き出す為にも真実の世界を認識し、もっと現実的なエネルギー等の非物質分野の知識を学ぶ必要があります。
トラディショナルアロマテラピーが、植物の物理的成分となる化学成分や、人間の身体の仕組みとなる解剖生理学を学ぶ事が必要であるように、スピリチュアルアロマテラピーと言うタイトルを打ち出す物であれば、宇宙思考と宇宙エネルギーや、人間の本質的生命体としての解剖生理学となるチャクラシステム等も専門的に学ぶ事は必須となります。
精油のトラディショナル部分を基礎としながら、精油の心理的側面への影響を知り、更には精油のスピリットに触れる事ができなければ、人の魂に触れるような真の深い癒しを成し得る事はできません。
その為には、アロマテラピーの知識を学んでも、到底辿り着く事はできず、真の人間の本質や、この世界の本質とこの宇宙の構造を知らなければ、本当の精油の力を引き出す処か、理解する事も難しいでしょう。
一般的なスピリチュアルと言うカテゴリーの中で捉えられているスピリチュアルアロマテラピーでは、真のスピリチュアリティとは次元が掛け離れている為、芯の精油の力を引き出す事はできず、謂わばナチュラルなグリーンを取り入れようとしながら、フェイクのグリーンを飾っているような物に過ぎないと、日々の現場の中で感じてきました。
巷では、スピリチュアリティ(神霊的)を特別な物や神聖な世界だと思い込み、リアリティ(現実的)と掛け離れた世界として認識されています。
また、リアリティ(現実的)を普通の物や偶然的世界だと思い込み、スピリチュアリティ(神霊的)と掛け離れた世界として認識されています。
実際にはスピリチュアリティもリアリティも、どちらも同じ世界に在り、スピリチュアリティこそがリアリティであり、リアリティこそがスピリチュアリティそのものなのです。
目に見える物質世界と目に見えない非物質世界が一体となって混在しているのが、この世界の真実であり、それを分離して認識している為に、様々な不調和や理解し難い現状を経験する事となっています。
人間の生命体と言う物は、体→心→魂=ボディ→マインド→スピリットと言う三層全てが融合する三位一体の存在であり、それこそが人間の存在なのです。
更に言えば、その生命体はユニバーサルエナジーの海の中で、宇宙全体の一部分として役割を果たす一つの細胞でもあります。
近年のスピリチュアルブームの流れに乗って、本質と掛け離れた解釈でのスピリチュアルが先行して広がってきた中で、更にはビジネス化されていくスピリチュアルの世界。
スピリチュアルと言われながらも、天使や女神と言った象徴やエネルギーのみにフォーカスして、人間のスピリットの現実的成長や研鑽は重要視されずに、軽く捉えられている流れの中で広がってきた現在のスピリチュアルアロマテラピーと言われる物は、そのタイトルに相応しいクオリティを備える為にも、本当の意味でのスピリチュアリティとリアリティを理解し、エネルギー領域の実際のシステムや人間のエネルギーシステム、更には森羅万象と宇宙の繋がり、そして精油のスピリットの理解と共に、精油の使い手となる人間のスピリットの理解と精神性向上、更には全ての源の中心である愛についての理解は不可欠であり、その領域についての自己研鑽自体が最も重要である事を、業界自体が気付き、深めていく事を願います。
Trinity Ringでは、そのような現状から、精油の本質は愛であり、その本質を理解し、精油を使う使い手自身が現実的に愛を開いて自己研鑽していく事に重点をおくMystc Aromatherapyとは一線を画した物として扱っていますが、一般的には区別が付き難く混同されがちですので、ここで敢えて項目を設けさせて頂きました。